町田市|持宝院 神仏分離で山伏が消えた?

山伏とお寺

天台宗本山修験宗 山号は玉郡山
ここは町田市の住宅街にある通称「常盤不動尊」さん。ここの所、神仏習合の話がちょっと続きましたが、今回はその反対で明治維新で行われた神仏分離、見てわかる通りで、神と仏は一緒じゃダメ!という事なのですが、このお寺さん文献には「明治維新の修験廃止に逢い、同六年二月天台宗寺門派となり、常盤不動尊として今日に至る。」とあります。この一文にはいろんな意味がありました。修験道とは山伏であらわされる山にこもって修行をする事ですが、この「山」は山岳信仰なる神の領域で、それを仏教に取り入れた修行が山伏に代表する修験者ということになります。廃止の理由は、神と仏は一緒じゃダメという事なのでしょうが、政府が決めてた時代なんですね、私のようないいかげんな人間はどっちでもいいじゃないかと思ってしまうのですが、ダメなんですね。で、この持宝院さんの呼称に本山修験宗とあります。これは天台宗の流れをくむ修験道の一派、聖護院を総本山とのことです、聖護院は京都のお寺さんです。廃寺後に天台宗のお寺さんとして再興されたとの事です。修験と言う文字を調べていたら何がどうでどっちの事を言ってるのか分からなくなってきましたが、本山修験宗というのは天台宗の宗派、修験者は山伏の様に山にこもって修行する人たち、で、このお寺さんは天台宗系、ここに江戸時代の法が絡んできます⇒江戸時代に修験道法度を定め、修験者は真言宗系の当山派と天台宗系の本山派のどちらかに所属しなければならなかったとのことです。



町田市常磐町 持宝院

この山伏の画像は八王子光寶院(真言宗)さん

真言宗 光寶院さんにある山伏の像

町田市常磐町 持宝院

町田市常磐町 持宝院



町田市常磐町 持宝院 本堂

 通りに有る石仏

通りに有る石仏




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マップ 紫色 28番